個人主義の時代

かつて、良い大学に進学し、大企業に就職し、定年まで勤め上げることが理想とされていた。
親世代にとって、それが安定した人生の道筋だった。
しかし、時代は変わりつつある。

現在では、学歴よりも個人のスキルや経験が重視される傾向が強まっている。
企業に依存せず、自分の力で仕事を作り、好きなことを仕事にすることが理想とされるようになった。
私自身もその流れに共感し、自分の知識や技術を磨きながら、独自の道を開拓していきたいと考えている。

一方で、やはり、親や祖父母世代の影響は根強い。
私は学歴の呪縛から完全に抜け出せず、「良い大学に入れたのだから、大企業に就職できたはずだ」と自分を責めることがある。
結局、迷走し、努力もしなかったため、エリートコースには乗れなかった。

やりたいことは明確になっているにもかかわらず、それに本気で取り組む勇気がない。
自分は頭が悪いから、どうせ頓挫してしまうだろうという悲観が拭えない。
しかし、その思考こそが最大の障壁だ。

今さら旧来の価値観に適応できるわけでもないし、エリートとして生きる道もすでに閉ざされている。
かといって、個人主義の時代にうまく乗れる保証もない。
もがいたところで、結局どこにも辿り着けずに終わるのかもしれない。
それでも、何かを選び、何かを捨てながら生きていくしかない。

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