負けず嫌いの矛盾

私はおそらく負けず嫌いだ。
しかし、どんな分野でも全力で競うわけではない。

「自分が通用する」と思えたときだけ、誰にも負けたくないという気持ちが湧く。
逆に、「これは無理だ」と感じた瞬間、やる気をなくし、努力を放棄する。

大学時代、この負けず嫌いの悪い面が顕著に出た。
入学直後、周りの優秀さに圧倒された。
講義では当然のように難解な議論が飛び交い、同期たちは皆、当たり前のように理解していた。

私は必死についていこうとしたが、すぐに「自分のような頭悪い人間には無理だ」と思い始めた。
そして、その時点で勝負を降りた。

努力しても勝てないなら、最初から頑張らなければいい。
頑張り損だ。

そうやって自分を納得させるように、勉強から意識を逸らし、遊び呆けるようになった。
成績が悪くても「まあ、本気出してないし」と言い訳ができる状況を自分で作った。
しかし本当は、本気を出しても勝てないのが怖かっただけだ。

負けず嫌いのはずなのに、負けそうな勝負には挑まない。
自分のプライドを守るために、最初から戦わない選択をする。

それを繰り返してきた結果、私は「高学歴なのに頭悪い人」になってしまった。

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