おバカタレント

クイズ番組などで「おバカタレント」として扱われている人たちがいる。
珍回答を繰り返し、周囲を笑わせる。
しかし、彼らは意外と高学歴であることがある。

「この人、アホみたいな回答ばかりしてるけど、実は○○大学卒なんだよね」

そんな会話がお茶の間で交わされる。
多くの人は、「本当は頭がいいのにバカを演じているんだろう」と考えるのかもしれない。
だが、私はそうは思わない。

もしかしたら彼らは、私と同じなのではないか。
つまり、「本当に頭が悪いのに、学歴だけはある人間」なのではないか、と勘繰ってしまうのである。

私自身、学歴だけで優秀と判断されることが多い。
しかし現実には、賢くなんてない。
試験の点を取る技術だけで受験に成功したに過ぎない。

だからこそ、特に大学に入ってから苦しみ続けている。
優秀な人の中で自分だけが取り残されている感覚。
周囲の期待と、自分の能力との乖離。

おバカタレントとして扱われる人たちも、実は同じ苦しみを抱えているのではないか。
彼らもまた、学歴と能力のギャップに悩み、いっそ開き直って「バカ」を前面に出すことで生き延びているのではないか。
もしそうなら、彼らの笑いの裏には、私には想像もつかないような葛藤があるのかもしれない。

とはいえ、これは私の勝手な想像に過ぎない。
彼らにとっては余計なお世話かもしれないし、ただ楽しんでいるだけなのかもしれない。
勝手な杞憂なら申し訳ない。

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